食品製造・販売 総合食品メーカーの東洋水産株式会社 様 総合食品メーカーの東洋水産、受注業務効率化とBCP対策としてCO-NECTを採用 BCP対応入力業務の負荷軽減

東洋水産株式会社について教えてください

東洋水産株式会社は、水産加工をはじめ「マルちゃん」ブランドなどを展開している総合食品メーカーです。当社の商品は「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」「マルちゃん正麺」などの即席麺や、「マルちゃん焼そば 3人前」などのチルド麺、魚肉ハム・ソーセージ、米飯、フリーズドライスープ、調味料など多岐にわたります。

海外では「MARUCHAN」ブランドの即席麺を展開し、アメリカやメキシコで高いシェアを占めています。
即席麺や低温食品、加工食品、水産食品、冷蔵倉庫など多角的な事業を展開している会社です。

受発注システム導入を検討した背景について教えてください

CO-NECTを使っている受注センターでは、ドライ、チルド、冷食という3つのカテゴリの受注があります。業務改善の検討を開始したのは2021年ですが、当時すでに3カテゴリのいずれの受注明細も93%はデジタル化していました。一方で残り7%がなかなかデジタル化ができないという課題がありました。7%といっても当時10万以上の明細があり、それらの注文を電話やFAXで受けている状況でした。

また当時、コロナの流行もあり、もし全員出社ができなくなったらどうしよう、という課題もありました。そのため出社できなくても対応できるようにデジタル比率を高めることであったり、BCP対策の観点でも対策が必要ということで、導入の検討が始まりました。

CO-NECTを採用した決め手はなんでしょうか?

検討をしていく中で2つの柱がありました。1つ目はOCRです。AI-OCRが当時注目を集めていた事から、どこまで読み取れるのか試してみよう、となりました。2つ目はウェブ受注です。電話やFAX発注の代わりに、ウェブで発注いただける事は出来ないか?と考えていました。

当時、CO-NECTにはOCR機能がなかったため、ウェブ受注システムの選択肢として検討をしていました。(※CO-NECTのOCR機能であるAIデータ変換は2024年リリース)

ウェブ受注を考える上で、これまで当社のシステムはスクラッチで自社用に開発するというやり方が主流でした。しかし先ほど述べた通り、まだデジタル化していない一部の受注のためにフルスクラッチで準備する事は、コスト的な負担が大きく望ましくありません。そこで当社の運用にあうシステムを探していたところ、CO-NECTを見つけました。

最終的には3社から提案をもらって、CO-NECTを選びました。

CO-NECTを選択した理由は、無料トライアルがありましたので、実際に操作をする事が出来、運用イメージをつかめた点が大きいです。また圧倒的にUIが使いやすかった事もポイントでした。比較検討した他社システムは、大手企業が提供するシステムでかなり作り込まれており、ほぼノーカスタマイズで利用できそうではあったのですが、細かく説明されないと使い方が分からないという大きな課題がありました。使いやすさの観点から、直感的な操作ができるCO-NECTを選択しようと判断しました。

他にもCO-NECTの営業の方とのやり取りがスムーズで、真摯に対応していただけたという理由もありました。他社と比べてCO-NECTの営業の方はレスポンスが早く、当社の検討を早く進めることができました。

導入後の効果と今後への期待

現在の使い方はファーストステップとして、東洋水産の営業担当がお客様から注文をもらった際、代理で発注するという形式をとっています。それまでは、営業担当が注文を受けた後、オフィスで紙に転記してFAXで受注センターに送るという作業をしていました。が今はスマートフォンから代理発注できるようになり、作業時間の短縮や入力ミスの削減といった効率化に繋がっています。

将来的には営業担当による代理発注ではなく、お客様に直接発注していただく事で更なる効率化に繋げていきたいと考えています。また、まだデジタル化ができていない受注も残っていますので、徐々に広げていけることが理想です。

そのためにも、CO-NECTにはさらなる機能拡張などでパワーアップしてもらえることを期待しています。