製造小売業 株式会社プログレイス 様 ゴルフライフスタイル企業のプログレイス、受注業務の属人化脱却に向けてCO-NECTを採用 入力業務の負荷軽減受発注業務のワンストップ化

株式会社プログレイスについて教えてください。

2008年に設立したゴルフライフスタイル企業で、本社を長野県軽井沢町に構えています。社名は「Progress(進歩・発展)」と「Grace(気品・優雅)」を組み合わせた造語で、「品格を忘れずお客様と共に発展する」という理念を掲げています。

事業内容は、オリジナルブランド「aJADE(アジェイド)」や「aJADE MEN」の企画・販売、米国の「Wallaroo Hat」「Navika」、スウェーデンの「Cross Sportswear」、イタリアの「Bonfanti」など海外ブランドの輸入販売、卸売、小売、直営店運営など多岐にわたります。

2015年に軽井沢に直営店「プログレイス軽井沢」を開設し、2023年には複合型ゴルフ施設「Prograce Karuizawa」を新設。セレクトショップ、カフェラウンジ、シミュレーションゴルフ、トレーニングルームを併設し、買い物からプレー、交流までをワンストップで提供する場として軽井沢を愛するゴルファーに親しまれています。

受発注システム導入を検討した背景について教えてください

受注業務は属人的な業務として対応してきました。顧客からの注文を正確かつ迅速に処理するため、FAXやメールで届く注文内容を確認し、手作業でシステムや帳簿に入力する作業を日々繰り返していました。しかし、事業の拡大とともに取引先や注文数は増加し、その都度が対応するのでは、他の経営判断や戦略立案に割く時間が圧迫される状況となっていました。また、受注処理は属人的で、担当が不在の場合には業務が滞るリスクがあり、会社全体の生産性や顧客満足度にも影響が出かねません。そのため、「特別なスキルや長期間の引き継ぎがなくても、従業員誰もが迷わず正確に受注処理できる仕組み」が求められていました。単なる効率化だけでなく、業務の標準化とミス削減を実現することで、事業成長に集中できる環境づくりが急務となっていたのです。

CO-NECTを採用した決め手はなんでしょうか?

CO-NECTを採用する最大の決め手となったのは、「画像を見ながら、カタログ感覚で注文ができる」という点でした。従来の受注方法では、商品コードや品名の文字情報だけを頼りに発注を行う必要があり、発注担当者によっては商品を正確に特定するまでに時間がかかることが多く、ミスの原因にもなっていました。CO-NECTでは、画面上に商品画像が一覧で表示され、実物の形状や色、パッケージデザインを直感的に確認しながら選択できます。そのため、発注担当者はページをスクロールするだけで必要な商品を探し出せ、カタログと同じ感覚で発注作業を進められます。また、季節限定品や新商品の場合も画像を更新することで、誰でも最新情報を視覚的に把握でき、誤発注や確認の手間を大幅に削減できます。

また代理発注機能にて、委託販売商品のオーダーを自社で簡単に作成できる点でも効率化が可能な点も魅力でした。結果として、経験や知識に左右されないスムーズな受注体制が整い、業務効率化と発注精度の向上を同時に実現できると考えました。

期待している効果

期待している効果は、「クラウド環境での受注から請求業務までの一元管理」です。従来は、受注データをメールやFAXで受け取り、その内容を別途、サーバータイプの販売管理システムへ手入力する必要がありました。この入力作業は、場所の制約、時間的なロスだけでなく、入力ミスや転記漏れといった人的エラーの温床にもなっていました。

CO-NECTを販売管理システムとして使用することで、受注から出荷、請求までの一連の業務フローがシームレスにつながり、情報の齟齬や確認作業の手間を大幅に削減できます。また、経営層にとっては最新の販売状況や在庫状況を把握できるため、迅速かつ的確な意思決定が可能になります。

現場では入力作業の負担軽減、経営ではデータ活用による戦略強化という二重の効果が見込まれるので、組織全体の生産性向上に直結する体制を整えていきたいと考えています。