製造小売業 株式会社IDENTITY 様 プロジェクトデザインファームのIDENTITY、受注業務効率化に向けてCO-NECTを採用 入力業務の負荷軽減受発注業務のワンストップ化確認・集計作業の削減

identity

株式会社IDENTITYについて教えてください

岐阜県美濃加茂市に本社を置くプロジェクトデザインファームで、2016年に碇和生とモリジュンヤにより設立されました。事業は企業や地域の本質的な課題に向き合い、事業設計・ブランディング・マーケティングを戦略から実行まで一貫して支援するほか、自社プロジェクトを通じた実証にも力を入れています。

代表的な自社ブランドに、暮らしに365日寄り添うをコンセプトにしたうつわブランド「きほんのうつわ」があります。IDENTITYは「日常を更新する」ことを理念に、地域と都市をつなぎ、持続的な価値創造を実践する企業です。

受発注システム導入を検討した背景について教えてください

「きほんのうつわ」ブランドの受注業務フローにおける業務効率化と、分析用データの集約化が課題でした。
受注はメールで受け付けていますが、メールで届く注文データのフォーマットが各社異なるため、入力や確認といった手作業に依存していました。

また、受注データが複数の場所に存在していたため、注文量や売れ筋商品を瞬時に把握するのが難しく、どの商品がどの時期に動いているかといった傾向の把握や、販売戦略への反映に時間がかかることもありました。

こうした状況を改善し、より効率的かつ正確に業務を進めるためには、受注から管理までを一元化し、データをリアルタイムに活用できる仕組みが必要だと考えました。

業務負担を軽減しつつ、在庫や仕入れの最適化にもつながる体制の構築が、システム導入を検討した大きな背景となっています。

CO-NECTを採用した決め手はなんでしょうか?

導入の決め手となったのは、まず従来のメール注文をシステム化できる点でした。これまで人手での入力作業が多く、時間を要していることが課題となっていましたが、システム化によって受注データを直接管理できるようになり、効率化と精度向上を同時に実現できると評価されました。さらに、操作性が良く直感的に使えるUIを備えており、現場の担当者にとっても導入のハードルが低い点が安心材料となりました。

在庫管理システムであるロジクラとの連携実績も評価ポイントでした。すでに複数の稼働事例があるようだったので、安心感を持って導入判断できました。
さらに、納品書や請求書の作成・管理についても標準機能で対応可能であり、納品書や請求書もまとめられる点も評価ポイントとなりました。

他にも受注や売上のデータを可視化することで、業務効率化だけでなく、経営判断や販売戦略の立案にも活用できる点は大きなメリットです。

これらの要素が総合的に作用し、「使いやすさ」「コストメリット」「戦略活用」のバランスを考えた結果、導入の決め手となりました。

期待している効果

受注業務の効率化です。従来はメールをもとに人手で入力・処理していたため、確認作業や転記に時間がかかっていましたが、システム化により受注情報が自動で整理され、処理スピードと精度が向上することを期待しています。その結果、限られた人員でも安定的に業務を回せるようになると考えています。

また、送り状番号の管理機能では、CO-NECTでは専用入力欄があり、複数の伝票に対する送り状番号の一括インポートや、出荷完了メールの一括送信が可能だったため、出荷通知業務がスムーズに行えることも期待の1つです。これらの仕組みによって、単なる受注効率化にとどまらず、バックオフィス全体の業務最適化と顧客対応の迅速化を実現していきたいと考えています。