飲食店支援 株式会社ぐるなび 様 受注から出荷指示までにかかる時間を15分→1分に短縮。食材の仕入れ作業をDX化し、飲食店の生産性を高める 受発注業務のワンストップ化在庫管理の簡素化新規事業

解決した主な課題

・出荷指示をメールでおこなう必要があり、受注から出荷指示までに時間がかかっていた

飲食店を探すとき、誰もが一度は利用したことがある飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」。今回お話を伺ったのは「楽天ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなび様です。

同社 イノベーション事業部 新規事業推進室の齋藤 亮 様は、ぐるなびが進める飲食店の経営サポート事業において、食材仕入れのフローをDX化したいと考えていました。今回はCO-NECTを導入した背景や、その効果などについて詳しく伺います。

コロナ禍を経て、飲食店のDX化推進の必要性を感じていた

Q. 事業内容を教えていただけますか?

当社は、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」を運営しています。現在は、飲食店の経営全般をサポートする新しい取り組みも進めています。

この新しい取り組みの中で「食材仕入れの発注から納品までをDX化し、新たなサービスを構築する」ことを目指しており、その一環でCO-NECTを導入しました。

Q. 「食材仕入れのDX化」に向けた取り組みのきっかけは何だったのでしょうか?

コロナ禍において、飲食店は大きな打撃を受けました。

そしてコロナ禍を経た今も、深刻な人手不足のほか、人件費・原材料費・光熱費の高騰などで厳しい状況が続いています。コロナ以前と同じ方法では、店舗経営を続けることが難しいケースもあるかもしれません。

飲食店が外食体験を提供し続けるには生産性を高めていく必要があり、そのためには飲食店の経営そのものをデジタル変革していく必要がある、と考えました。

ーーその第一歩として、御社がサポートする飲食店にCO-NECTを導入していただくことになったんですね。

そうですね。飲食店の受発注だと、いまだにFAXでおこなう文化も根強いです。新しいツールの導入に抵抗のある飲食店もあったのですが、スマートフォンへのCO-NECTの設定などを手伝うことで、スムーズに移行してくれるケースが多かったです。

受注から出荷指示までにかかる時間を15分→1分に短縮できた

Q. CO-NECTを導入した効果はいかがでしたか?

「受注から出荷指示までにかかる時間を大幅に短縮できたこと」が大きな効果だと思います。

CO-NECTを導入する前に利用していたツールは、受注業務において手作業が必要な部分がありました。例えば、飲食店からの発注をツールで受付しても、それにまつわる連絡や倉庫への出荷指示は、メールでやりとりする必要があったんです。

メール対応が発生することで、受注してから出荷までに15分前後かかります。もっとスピーディに対応できないかと考えていたところ、CO-NECTの存在を知りました。

CO-NECTで倉庫への出荷指示をおこなう場合、画面を何度かクリックするだけなので1分もかかりません。多忙なときでも、外出先でも、あっというまに出荷できるので本当に助かりました。

倉庫側の業務の効率化にもつながっていて、簡単に配送伝票や納品書などを出すことができております。

また、倉庫側の状況も(出荷指示の受付・出荷済み)も把握することができるので、出荷漏れがないかなど簡単に確認することができるのも便利です。

ーーいつでもどこでも簡単に出荷指示ができるのは便利ですよね。

おっしゃる通りです。飲食店が閉店したあとに発注が来ることもありましたが、帰宅中にスマホから出荷指示を出すこともできます。

ーーFAXで受注するケースだと「受注作業のために担当者が1人残っていなければならない」という事態も考えられます。作業をする場所を選ばないのはすごく便利ですね。

そうですね。元々受注に関連する業務の担当者は2人だけだったのですが、UIもわかりやすく、操作も簡単だったため、滞ることなく業務を進めることができました。

ツールによっては「作業に時間がかかるので、担当者が何人も必要」「担当でないと作業そのもののやり方がわからない」ということもありがちなので、受注業務をスムーズに進められてとても助かりました。

わかりやすいUIの管理画面から、簡単に出荷作業ができる

(画面は弊社テスト環境の画面です。実際のぐるなび様の画面とは異なります)

Q. ほかに便利だと感じたCO-NECTの機能はありますか?

在庫管理の機能がとても便利でした。過剰在庫にならないよう調整しているため、在庫数量以上に発注が来ないようCO-NECTで制御できる点は、とても良かったです。

発注が来てからお断りすると、飲食店に迷惑がかかるだけでなく、こちらにも連絡の手間が発生しますので、それを事前に防止できるというメリットがありました。

加えて、在庫だけでなく、売上などのデータを一元管理できる点も重宝していますね。進捗報告などの資料に使うデータも簡単に引き出せます。

Q. 今後、CO-NECTを活用してどのような事業展開を考えていますか?

コロナ禍を経て、ユーザーの「飲食店検索の行動」や「外食に関する行動様式や価値観」に大きな変化がありました。飲食店も進化を続け、ユーザーへ提供する外食経験の価値を高めていく必要があります。

ぐるなびは今後も飲食店DXのベストパートナーとして、生産性向上・集客活動・店舗経営の効率化といった取り組みをサポートしていきたいと考えています。まずはCO-NECTを活用し、食材仕入れの部分でさらなる効率化のお手伝いができるといいですね。

ーー本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!