食品卸 ダイアンドモンド株式会社様 FC本部と加盟店間の受発注をシステム化し、組織全体のDXに成功! 入力業務の負荷軽減受発注業務のワンストップ化発注書作成の効率化

解決した主な課題

・メールでの受注業務や、電話での問い合わせ対応に手間がかかっていた
・〆切時間を過ぎても発注メールが届くため、一日中、受発注業務に携わっていた

水産加工品の卸業を営むダイアンドモンド株式会社は、スーパーで魚の移動販売をおこなう「さかな組商店」に向けての商品開発・マーケティングなどをおこなっています。

同社は「さかな組商店」加盟店からの受注にまつわる業務に時間がかかっており、業務効率化の方法を探していました。

今回は「CO-NECTを導入する前はどんな課題があったのか」「CO-NECTを導入してどんな効果があったのか」、専務取締役 山中 力也様にお話を伺います。

メールでのアナログな受注作業に手間がかかっていた

Q. 事業内容を教えてください

当社は水産加工品の卸業を営んでいます。
グループ会社である「さかな組商店」に向けて水産加工品の商品開発・選定などもおこなっています。

ーー 「さかな組商店」はどんな事業を展開しているのでしょうか?

さかな組商店では、パートナーである加盟店が、各地のスーパーを回る移動販売をおこなっています。当社では、販売する商品の開発や選定のほか、商品企画やマーケティングにまつわる業務も担っています。

さかな組商店からの受注業務のほか、マーケティング業務全般も担っている

Q. CO-NECT導入前は、どんな課題があったのでしょうか?

加盟店とのやりとりにおいて「メールでの受注業務や、電話での問い合わせ対応に手間がかかる」という課題がありました。

まず、加盟店は移動販売をおこなっているため、パソコンを使える環境ではありません。そのため発注はスマホかタブレットを使い、メールで送られてきていました。

注文をメールで受付した場合、まずそのメールを確認してメモなどに転記し、そのメモを元にして私たちが豊洲の仲買に発注をおこなう…という流れで受注作業をおこないます。そもそもこの一連の作業に手間がかかっていました。

ーー受注はアナログな方法だったんですね。

そうですね。以前の発注内容をコピペしていると、消し忘れなどで誤発注が起きることもあります。また、価格を以前のもので書いてしまったりなど、人間が手を動かすことで起こる人的ミスも発生していました。

ほかにも、商品ごとの最低ロットや価格などについて電話で問い合わせがくることもあり、その対応にも時間がかかっていたんです。

加盟店は全国にあるため、作業量そのものも膨大なものでした。

「わかりやすいUI」がCO-NECT導入の決め手だった

Q. CO-NECTはどんなきっかけで導入されたのでしょうか?

受発注業務の効率化を目指し、システムの導入を検討することになりました。

一番の条件は「加盟店が使いやすいこと」です。スマホやタブレットでもスムーズに利用できる、UIがわかりやすいシステムを入れることを第一条件として考えていました。

スプレッドシートを利用したり、ツールを一から開発・構築する方法も考えていましたが、やはり「外部の専用ツールを導入する方がコストも時間もかからない」という結論に至りました。

ーーCO-NECT以外のシステムも検討しましたか?

CO-NECTともう一社で検討した結果、UIがシンプルでわかりやすいCO-NECTを選びました。料金も想定していたより抑えられてよかったです。

UIがシンプルでわかりやすいため、操作に困ることはなかった
(画面は弊社テスト環境の画面です。実際のダイアンドモンド様の画面とは異なります)

Q. 導入にあたり、加盟店にはどのように説明されましたか?

CO-NECTの資料を作成し、導入の背景と両社間における導入のメリットを伝えました。加えて、具体的にイメージできるよう、スマートフォンでの操作動画を撮影し、資料に添付しました。

ーースムーズに導入できましたか?

いきなり導入しても戸惑うと思い、準備期間として2週間、CO-NECTを自由に操作できるようにしたんです。そのおかげで、導入時に大きなトラブルもなく、加盟店から不満の声が上がることもありませんでした。

CO-NECTはUIもわかりやすく、通常のECサイトとあまり変わらない使用感なので、受け入れ易かったと思います。

CO-NECTを導入し、メール・電話での対応が削減できた

Q. CO-NECTを導入して、どんな効果がありましたか?

受発注業務にかかる手間を大幅に削減できました。

まず、以前は加盟店から来たメールでの受注内容をメモに起こし、仲買に発注する、という流れだったんです。今は加盟店が直接、CO-NECTに発注内容を入力するため、こちらでおこなう作業が格段に減りました。

さらに、電話での問い合わせもかなり削減できました。

加盟店からこちらにかかってくる電話の内容は、商品の価格・最小ロットの確認など、ほとんどが商品にまつわる問い合わせでした。

今では、どれもCO-NECTを見れば確認できる内容ばかりのため、わざわざ電話で問い合わせる必要がなくなったんです。

ーー今までの困りごとが、CO-NECTでかなり解決できるようになったんですね。

おっしゃるとおりです。システム上で発注すればコピペの消し忘れなども起きませんし、人的ミスもかなり減りました。

ほかにもCSVデータをエクスポートできることで、発注台帳の作成にかかる時間をかなり短縮できました。今まではアナログ的な作業が多かったため、あらゆる点で業務効率がアップしたと言えます。

Q. 想定していなかった効果があれば教えてください。

締め切りを設定できる機能が便利でした。

当社でも発注の締め切り時間を設けていましたが、メールでの注文だと、多少時間過ぎても受けないといけない雰囲気がありました

また「少し締め切りを過ぎてしまったけど、今から追加発注したい」という電話が来ることもあり、力になりたいという思いから受けざるを得なかったんです。

現在はCO-NECTで締め切り時間を設定できるので、いつまでも発注を受けているという状態が解消できました。

締め時間や最短納品日を設定できる

ーー受発注業務に、その日ごとの明確な区切りをつけられるようになったんですね。

そうですね。締め切りを確実に守ることで、受発注業務を一度頭の中から消して、他のことに思考を費やせるようになったんです。意外なことに、これがとてもよかったんです。

メールで受注していたときはメールが届く時間もバラバラだったので、一日中、受発注業務のことを考えなければなりませんでした。

今は発注が来てもCO-NECTに蓄積されていくため、メールのように都度確認する必要はありません。おかげで、受発注業務に使っていた時間を、他の業務に充てられるようになりました。新しい商品の企画や、経営に関することなど、完全に頭を切り替え発想を重視する時間が増やせたことは、大きな財産です。

ーーほかにも、CO-NECTの便利な部分があれば教えてください。

受発注ツールとしてはもちろん、現在は販促ツールとしても使っています。

商品の入れ替えも簡単なので、主力商品やおすすめ商品をトップに並べるようにしています。商品写真にも文字入れをしてみたり、売上につなげられるよう色々工夫しています。

データを活用し、さらに売上を伸ばしていきたい

Q.今後、CO-NECTをどのように活用していきたいですか?

データをCSVで出力できるのは大きなメリットだと思うので、データを活用して売上をさらに伸ばしたいです。

以前の受注業務は、かなりアナログな内容でした。

発注内容もメールにテキストで直打ちされていたため、データをファイルとして取り扱うことができないという側面もあったんです。

また、移動販売という営業形態のため、常に新規顧客を得られていたにも関わらず、顧客データを蓄積していくところまではできていませんでした。今後はデータが溜まっていくことを武器にして、データ活用を活かし新たなサービス展開も考えていきたいですね。