株式会社東平商会 神奈川営業所の坂内様と三浦様にCO-NECTとAIデータ変換の導入に関するインタビューをおこないました。
株式会社東平商会と神奈川営業所について教えてください
東平商会は静岡県に本社を構える企業で、食品卸売をはじめ、産業資材、土木工事、人材サービスなど幅広い事業を展開しています。
食品部門では、冷凍・冷蔵食品や水産・畜産品、乾物、加工食品などを取り扱い、ホテル・旅館・飲食店・学校給食・介護施設といった多様な取引先に提供しています。地域資源を活かした商品開発にも積極的で、三島馬鈴薯を使った「みしまコロッケ」や「長泉あしたかつ」など、地元に根ざした商品の開発・販売を行い、通販サイト「東平屋」を通じて全国にも発信しています。
拠点は静岡県内に本社のほか伊東市・静岡市・浜松市、静岡以外には神奈川県秦野市と東京都大田区に展開しています。神奈川営業所は食品部門の拠点の1つで、神奈川県エリアでの業務用食材供給・営業のために設置されている拠点になります。


受発注システム導入を検討した背景について教えてください
導入前の課題として、お客様からいただいた発注書に記載されている商品名や商品コードが明確ではない場合があることでした。確認のための作業が発生して事務作業が増えたり、ピッキングミスが発生することもありました。
受発注システムを導入することで、業務の時間や量のミスが削減され、時短につながるのではないかと考え導入を検討しました。
CO-NECTを採用した決め手はなんでしょうか?
取引先を招待した際に「分からないという声がなかった」という点は安心感の1つでしたね。また、すでにCO-NECTを東京の事業所で利用していた点も後押しの1つとなりました。当初の課題であった商品名や商品コードが明確になるイメージもついていたので、導入にあたって不安な点は特にありませんでした。
AIデータ変換(OCR)を導入した理由を教えてください
病院や介護施設のお客様から様々な形式の発注書がFAXで届いていました。ウェブでの発注ができないお客様だと、どうしてもFAXで発注することになります。
そのようなFAXで送られてきた発注書がAIデータ変換により、CO-NECTの形式に統一され、商品コードや商品名が自動入力される利点がありました。複雑な注文書や複数種類のフォーマットも対応してくれているので、事務作業が大幅に削減されることを期待しました 。
またAIが学習を重ねることで、多様な商品名でも正確に変換できるようになり、事務作業の負担が軽減されると考えました。
導入の効果はいかがでしたか?
業務量と業務時間ともに最大で半分ぐらいの削減が出来ていますね。
導入したことで、コードブックを手動でめくって規格や商品名を調べるという作業を削減することができました。結果として3分の1から半分ぐらいの工数削減をすることに成功しています。
それにこれまでの発注では、同じ商品でもお客様によって商品名の記載表現が異なって発注されることもよくありました。その場合、発注内容を確認した人が発注者と発注内容から予測して自社商品に変換して打ち込むという属人性の高い処理を手動で実施していました。
これをAIデータ変換の導入によって、自社の商品マスタへの変換を半自動化することができたため、正確性と効率性を上げることに繋がっています。
今後、期待していることはなんですか?
将来的にCO-NECTと社内の基幹システムの連携をしていきたいですね。
今はまだそこまで社内のプロジェクトとして進めていませんが、基幹システムとの連携まで実現させると、非常に便利になりますし更なる業務効率化につながっていくので期待したいと思っています。


